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2017年11月04日

季節の食材- 立冬 -

今年の立冬は新暦では11月7日で、この日から冬となります。

暦便覧には「冬の気立ち初めて、いよいよ冷ゆればなり」とあります。東京ではこの季節は紅葉になりますが、私の古里では木の葉も散り初雪が降ります。
二十四節気 第五十五候では冬を告げる花として、山茶花があげられています。

「山茶始開」椿(さんさ)開き始める
山茶花はどうして「さんさか」でなくて「さざんか」と読むのだろうと不思議でした。実は「山茶(さんさ)」は、椿の漢名なのです。「さざんか」という名前は、椿の漢名に「花」をつけた「山茶花」が変化したものなのということです。
椿と山茶花ですが、花がほとんど同じなのでその見分けがつかない。花ごとポトリと落ちるのが椿で縁起が悪いので病気見舞いには持って行かないようにと言われていますね。これに対して花びらがはらはらと散るのが山茶花と言うことです。

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「さざんかさざんか 咲いた道 焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き」
懐かしい歌で、落ち葉を焚く香りまで思い出します。今では近所迷惑などと言われてできなくなってしまいました。

さて、冬が来るこの季節に吹く風は木枯らしといいますね。凩とも書きます。これも歌を思い出します。北風小僧の寒太郎 今年も町までやってきた ひゅるるーん…。
この時期にうまい魚と言えばシシャモ。柳葉魚と書きます。

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ところが、シシャモとして売られているものはカナダやアイスランドから冷凍で輸入されるカラフトシシャモ。カナダ産の樺太シシャモ…ああ、ややこしい!カラフトシシャモ国産のシシャモはまったく別の種類と言うことです。産卵のために北海道の川を昇ってきた、本物のししゃもは絶品でした。

榎(えのき)茸
私は山育ちで、秋から冬にかけてできる木の実や山菜などの山の恵みにはかなり詳しいのですが、キノコだけは例外です。子供達ばっかりで遊んでいて、大人の木の子取り名人に連れて行って貰っていないからでしょうね。

さて、多くの茸は秋の季語ですが、榎茸は冬と言うことらしい。山で自生するの榎茸は、晩秋から初冬に出て来るからです。榎茸というと白くて細いイメージですが、本来はまったく違って、茶色くて傘も五センチほどに大きくなるのだとか。風味もずっとすぐれているそうです。

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榎茸にはビタミンB1やB2、ナイアシン、B12や食物繊維が豊富に含まれています。うつ病に良いと言われるナイアシンもシメジや舞茸と同じくらい多く含み、糖質や脂質の代謝に関わります。えのき氷ダイエットも話題になりましたね。榎茸を同量の水と一緒 にミキサーでドロドロにし、それを1時間ほどじっくり煮込み、製氷皿で凍らせた物です。これでおなか周りの脂が燃えてスッキリ!

シシャモの効力もスゴい。糖質の代謝を助け、心を安定させ、細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜を守るすぐれた働きをするビタミンB群を豊富に含みます。また動脈硬化を予防し、ストレスをやわらげる働きのあるパントテン酸、貧血を予防し、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高め細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくるのに欠かせない葉酸を含みます。さらに、カルシウム、リン、マグネシウムなどを含んでいます。

季節の食べ物は、私たちがそこで暮らしやすいように外の環境と体内の環境を調節してくれる働きがあります。言葉を換えると私たちは季節を食べているわけですね!
(塾長 山村慎一郎)


スーパーに行くと色々な季節の食べ物を年中買えるので、
季節の食べ物を調べてみると「これってこの季節の食べ物だったの?」と、驚くことがあります。
意外と季節のものを季節のうちにしっかり食べるというのは難しいですね。

季節の節目を意識して、しっかり季節を食べていきましょう!
posted by goash at 18:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする